CRPGを楽しむためのメモ

PCOTで海外ゲームを日本語翻訳しながら遊ぶ

【Avernum : Escape from the Pit】インスタレビュー

"Avernum : Escape from the Pit"  Spiderweb Software Inc.

OCR誤読防止改造フォントへのリンク

 ●【PCOT】『Avernum』『Avadon』誤読防止フォント(旧版) ●【PCOT】OCRが誤読しない背景壁紙『Avernum』『Avadon』
 ●【PCOT】『Queen's Wish1』の誤読防止フォント ●【PCOT】『Geneforge1』の誤読防止フォント
 ●【PCOT】『Avernum』の”より良い”誤読防止フォント ●【PCOT】『Avadon』の”より良い”誤読防止フォント
 ●【PCOT】『Geneforge5』(旧版)
の誤読防止フォント ●【PCOT】『Queen’s Wish 2』の誤読防止フォント

 ●このブログの概要

---

月イチぐらいでなんかブログに書こうと思い、次は『Queen's Wish2』のレビューでもと思っていた。だが、DeepLのバージョンが4に上がって、これが不具合を起こす。PCOTからDeepLに文章が渡される際に、なぜかPCがハングアップするのだ。ネットの様子をみていると、どうもこれが起きてるのは僕のPCだけのようだ。何回もアンインストして入れ直したり、あれこれやるがダメ。一度DeepLのバージョンがあがった際に戻った!と思ったのだがその後ダメになった。
そんなことを一ヶ月以上続けたが、あきらめて、古いバージョンでだましだましやり始めた。だから、なにか書けるほどまだやれていない。

 

インスタグラムのサービスが始まった頃(10年ぐらい前?)から、いろいろポストしている。
基本はブラックバスやたなごの釣果記録の場所だったのだが、映画やミステリや漫画などの備忘録も増えた。人に見てもらう意識があまりなく、フォロワーも釣り絡みの人が多い。そんなところにマイナーなゲームのことをアップしても誰も見ないだろうと、以前は何も書かなかった。
だが、PCOTで英語ゲームができるようになったときから、気分が高揚して、やり終えたゲームの記録をつけはじめた。数少ないフォロワー(主に釣り人)の方々には、何書いてるか全然判らないかと思うが、まあどうせ備忘録だからと気にせず。

ネタもないので、それを転載し、補足することにしよう。今回はSpiderweb社(以下SW社)の代表作『Avernum』編。どんなゲームなのか、軽くレビューしてるので、これからやろうという人に、ほんの少し参考になるかもしれない。

 

"Avernum : Escape from the Pit"  その1

《 2000年10月05日投稿》

"Avernum : Escape from the Pit"  Spiderweb Software Inc.

【PCゲーム】

『AVERNUM #avernum 』

#PCOT #DeepL #spiderwebsoftware #crpg


機械翻訳ツールDeepL+PCOTで、(英語壊滅的な僕が)英語のゲームを楽しくできるようになり、『#avadon 』を寝食忘れて熱にうかされたようにやり終えた。次にかかったのが、同じスパイダーウェブソフトウェアの代表作『AVERNUM』である。
システムやグラフィックはほぼ共通ーーというか、使い回しなのだが、そんなことどうでもいいぐらいの重厚長大なシナリオには舌を巻く。これ、ほぼ一人で作ってるらしいね。

巨大な地下空洞の流刑地に落とされた主人公たちの、探索と戦い。そしてそこからの脱出を目的に物語は進む。
AVADON(アヴァドン)が一本道(ただし自由度高めの幅の広さと、枝道多数あり)ーーいわゆるストーリードリブンのゲームであるのに対し、AVERNUM(アヴェルナム)はオープンワールドを自由に探索し、クエストを受けつつ、マップを埋めて目的を探すタイプで、性格がまったく違うのが、また楽しい。
前者をあまりに集中してやったので、今回は少しのんびりと進めている。とか言いつつ、どっぷりつかって、もう40時間を突破。それでもおそらく、半分に達していないように思われる。やっとこの世界の王様に謁見できたところ。

それにしてもクエスト先の無数にあるダンジョンでおきる、意外なイベントや出会い、謎解きとたっぷりのテキストで示される状況描写の多彩さなど、このみっちり詰め込まれた面白さはなんだろう。傑作『#ウィッチャー3 』はグラフィックの凄さも一流だが、僕はクエストひとつひとつの面白さと濃さが、圧倒的だったと思っている。アヴェルナムのシナリオもそれに匹敵する緻密さと濃度・・と言ったら言い過ぎだろうか?

やりたかった英語ゲームが出来たという「はしゃぎ補正」を除いても、これは僕がcrpgに求める理想が、詰め込まれたシリーズだ。アヴェルナムもアヴァドンも三部作であり(アヴェルナムはさらに続きの三部作まである)先の楽しみはまだまだ長いのである。

https://www.instagram.com/p/CF9rccgpcon/?hl=ja

 

あらためて見ると、読む人置いてけぼり感がすごい。このころ、英語ゲームが遊べる幸福に本当にはしゃぎまわっていた。

実は最初にPCOTで遊んだ英語ゲームは、同じくSW社の『Avadon』だった。その時は『Avadon』と『Avernum』の違いが全然判ってなかった。グラフィックも戦闘システムもほぼ同じだから似たようなゲームだと思っていたのだ。なんとなくタイトルも似てるし。
Avernumは、最初から広大なオープンワールドのどこにでも行け、あらゆる場所で大小数百のクエストや出会いに遭遇する。多すぎて取りこぼしがいろいろ出るぐらい。作業感の強い単調なお使いなどは少なく、どれもこれもひねりとドラマがあり、それらの複雑な絡み合いが独特な世界を構築していく。広大な箱庭に、自由な順で出会える工夫されたクエストが、高密度に配置された、僕にとっての「理想的なRPG」そのものだ。

この特徴を、最初に最も鮮明に打ち出したのがご存知ベセスダの『エルダースクロールズ』シリーズであり、そこに強い物語性やキャラクター性まで欲張って盛り込んだのが『ウィッチャー3』かなぁと思っている。僕にとって、これらに並ぶオープンワールドの理想系RPGが『Avernum』だ。アクションが苦手な僕にとって、より理想的ともいえる。

"Avernum : Escape from the Pit"  Steam / GOG Windows

"Avernum : Escape from the Pit"  その2

《2000年10月14日投稿》

"Avernum : Escape from the Pit"  Spiderweb Software Inc.

【英語PCゲーム】

『AVERNUM #avernum 』

#PCOT #DeepL #spiderwebsoftware #crpg


20日、100時間を超えたが、まだ終わりが見えない。とはいえ、やっと最終クエストに達しつつあるのも確か。ついに「デーモンスレイヤー」という超強力アイテムを入手したが、これをグーグル翻訳が、いちいち「鬼滅の刃」と訳してくるのが、ちょっとイラっとする(笑)。誰が教え込んだんだろう。間違っちゃいないけどさー。

今回の画面が示すように、見た目はファミコン世代?て思うようなしょぼいグラフィックだ。システムもシンプル。だが世界の複雑さと巨大さ、濃密さ、物語表現の豊かさは特A級。こんな「日本語ローカライズされない大傑作」がまだまだいっぱいあるんだろうなあ。

全体の感触は、その昔、スタークラフト社がローカライズしていた『ファンタジー』を、なんとなく思い出す。僕のフェイバリットゲームのひとつだ。

 

(※注:以下は現在の状況に合わないので、読みにくい色で引用してます)

マウスから手を離したくないこともあり(そもそも、このゲームではショートカットキーの数字で画面が進んでしまう)PCOTを簡易コマンド画面で使っていた。しかし、魔法やスキルの説明がマウスオーバーでポップアップされるため、「フリー選択」ショートカットキーを使いたかった(マウス動かすとポップアップ画面が消えちゃうから)。「画像翻訳」すれば出来なくはないのだが、ちょっと面倒だ。そこで苦し紛れに考えた裏技を今後のためにメモしておく。
●ゲームウインドウを小さめの「1600x1024」で起動し、ゲームウインドウの左側を開けておく。
●PCOTを起動し、デスクトップ左端に移動。ショートカット使用モードにする。
●マウスカーソルオンでポップアップするウインドウなどは、ショートカット(フリー選択)で翻訳。
●AVERNUMは、ほとんどが真ん中に開くウインドウにテキストが出るので、通常はタイトル設定の範囲をこの範囲にしておく。
●ショートカットキー(ctl+1)を押すと画面が進んでしまうので、カーソルをゲームウインドウから出して、左端ゲームウインドウの下からはみ出て見えているPCOTの「翻訳ボタン」を直接押す。
●これで、通常はマウスから手を離さず、次々と翻訳ボタンをクリックしつつ、フリー選択が必要なときはショートカットキーを使えて快適。
・・・文字だと何がなんだかわからんね。
これは、文字ウインドウのほとんどが固定されたところに出る、この会社のゲームだからうまく出来るのかもしれない。

https://www.instagram.com/p/CGT3O47JYZJ/?hl=ja

 

本にしてもドラマにしても、終了してから感想を書くのだが、この時期、はしゃぎモードに入っているので、途中経過もアップしていたようだ。
「DemonSlayer」は、実際に「鬼滅の刃」の英語タイトルだったようである。当時は鬼滅ブームが吹き荒れていたので、グーグル先生も気を利かせたつもりだったのかもしれない。ただ、今年『Avernum2』をやったときには、普通に「デーモンスレイヤー」と訳してきた(これはシリーズを通じて重要な伝説武器)。ブームはピークを超えたようだ。

今はなき、海外RPGローカライズの雄スタークラフトによって紹介された『Phantasieファンタジー』シリーズは、レジェンドというにはマイナーすぎるが(そして古すぎ。30年以上前)、本当に夢中になった。マップの上にダンジョンが点在していて、その中を冒険するとそこでも様々なドラマがおこり手がかりが得られる・・・というところが素晴らしく、Avernumにも通じるところであった。ダンジョンが、単なる迷路やパズルの最後に、宝箱が置いてあるだけの場所になってるのって、作業っぽくて苦痛でしかない(ドラクエはそういう作りだよね)。
ウィッチャー3』はそういう「ダラダラと長いだけの迷路」をほぼ排した、思い切りの良さが素敵だった。

後半のPCOTの使い方についての文章は、もう読む人のことなんて欠片も考えてない、自分用メモである。今はショートカットキーの問題は修正されており、またマウスのボタンにショートカットを割り付けて使っているので、簡易コマンド画面を使っていない。
PCOTの指定範囲を翻訳するショートカットキーは『ctlなどのキー+1(から順に数字キーを割り付ける)』だったのだが、それを押すと画面に出ている選択肢の数字キーを押した事になって、自動的にそれを選んだことになってしまうゲームがあった。SW社のゲームや『ATOM RPG』(これもPCOTと相性のいいゲームだった。今は続編とともに公式に日本語化されている。Steamでは日本語未対応になってるが)などがそうだった。
それもあって考えた手段だったわけだが、今はPCOTが改良されて、この問題はおきない。実は、PCOT作者のぬるっぽ氏が、僕のポストを見つけて(Twitterにも短縮版投稿してた)、対策してくれたのだった。そのきっかけを作ってくれたという意味でも、インスタ投稿は無駄ではなかったのだろう。

"Avernum : Escape from the Pit"  Steam / GOG Windows

"Avernum : Escape from the Pit"  その3

《2000年10月16日投稿》

"Avernum : Escape from the Pit"  Spiderweb Software Inc.

【英語PCゲーム】

『AVERNUM #avernum 』

#PCOT #DeepL #spiderwebsoftware #crpg

昨日のうちに最終的な三大クエストのうち2つを終わらせ、さきほど3つ目をやっつけてトゥルーエンドを達成。長い旅だったあ。すごいボリュームの地下オープンワールドを、ついに脱出。感動的なグラフィックが出てきたのでアップしたいのだが、ネタバレは自粛。122時間。軽いシステムの上、PCOT+DeepLのおかげで、英語ダメ人間にもスラスラ読んで行けたのに、このボリューム。聞いてたよりずっと内容が豊富で濃い。
最終局面は、PCOTの作者さんにショートカット問題解決のテスト版をいただいて、試しながらやっていたのだが、プログラム知識ゼロ人間はさっぱり役にたてなくて、本当に申し訳ない気持ちだ。
この一ヶ月、長年積んであっただけの英語ゲームの数々が、普通に遊べるようになった喜びに、「はしゃぎモード」全開だった。もうしばらく続いちゃうかもしれない・・・。

https://www.instagram.com/p/CGY6_dopW85/?hl=ja

めでたく終了。はしゃぎモードで集中してやったのに122時間は、結構ヘヴィだった。体感的には、『1』は一番長かったような気がする。ラスト直前、地上への道のしんどかったことといったら!最後の最後までいろいろ意地悪してくるし。
それだけにラストのイメージイラストの開放感は半端なかったのである。ここでは掲載するのを控えているが、実はその絵は『3』では最初から出てきちゃったりする。

ぬるっぽ氏とやり取りしてショートカット問題を修正していただいたことがここにも書いてある。その後もいろいろお願いして、本当にお世話になっている。

『Avernum』は、旧シリーズ、さらにその元になった『Exileシリーズ』とたどれる、まさにSW社を代表する長寿作品。内容の熟成度も半端ない。

"Avernum : Escape from the Pit"  Steam / GOG Windows


※各画像の上部タイトル黒帯は、ヒトの著作を使うときに、「これはヒトの画像を引用してるんですよー」と判るように「外枠」をつけることを、投稿のルールにしてるから。小説の表紙や映画のポスターなどにもそういう枠を設けている。

w.atwiki.jp