CRPGを楽しむためのメモ

PCOTで海外ゲームを日本語翻訳しながら遊ぶ

【PCOT】新モロウインド日誌まとめ03『フラール家の闇』

モロウインド日誌[第二部]インデックス 第一部「Morrowind旅日記」はこちら
MorrowindをPCOTで日本語訳して遊ぶ【OpenMW】 OpenMW+PCOT翻訳を選ぶべき7つの理由

◆新モロウインド日誌 day06(2024.06.02)『女王暗殺指令』

フラール家Quest)

殺害依頼が来た。
先日の暗殺組織モラグトンではなく、バルモラのフラール家の婆さんだ。

「イナニウス卵鉱山のクワマの女王を殺してほしい。私のライバルが卵ビジネスで富を得ている。それを台無しにしてやりたいの」。

ライバルといっても、他家派閥ではなくフラール家派閥内の個人的陰謀である。
そんなことまでさせられるのか。酷い話だ。

スランから東の山を越える。
途中で洞窟の入口を見つける。ちょっと覗いてみると、盗賊共のアジトだった。

麻薬や酒がいっぱいだ。次々と現れる盗賊どもを蹴散らし、身ぐるみ剥ぎながら最奥に行くと、奴隷が囚われているのを発見する。

  

奴隷を開放しようとすると、ムカつく顔をした見張りだかボスだかが魔法を放ち、メイスを振り回しながら襲ってきた。

  

鍵を奪うために「仕方なく」ぶち殺す。

  

真っ赤な液体を盛大に爆散しながら奴は死んだ。血まみれのポケットから奴隷を開放するための鍵をとる。

入手した鍵で手枷をはずすことができた。同胞であるカジートやアルゴニアンは未だに奴隷として狩られている。
彼らの感謝の声を背中に、汚れ仕事に戻る。

クワマの卵鉱山に到着。
クワマとは巨大なアリだ。彼らの巣の中にある卵を食料として掘り出すので卵鉱山と呼ばれている。この世界の重要な産業である。

普段はおとなしいクワマたちだが、不穏な空気を察知したのか、次々に襲いかかってくる。

  

最後にクイーンを一太刀で葬った。 まわりには、彼女が産んだ卵が転がっている。 彼らは人間たちのエゴで卵を搾取され、理不尽に殺される。
そして吾輩はその末端で血を啜る寄生虫なのだ。

バルモラへの帰途につき、極道婆さんに報告を終える。 彼女はほくそ笑んで、次の依頼を課してきた。

◆新モロウインド日誌 day07(2024.06.03)*1『派閥の犬』

フラール家Quest)

フラール家の婆さんの指令とは以下のようなものだった。

ライバル派閥であるレドラン家から仕入れていたグアーの皮をやめて、フラール家の皮を仕入れるように、ある商人を“説得”しろというもの。
なにそれ、反社臭ぷんぷん。
説得といえば聞こえがいいが、要するに脅すなりすかすなりして“強制”しろということだ。

  

何度も来た異邦人棟の広場で露天を広げているショートカットの彼女は既に顔馴染みである。
せいぜい“説得”してみるが、話をはぐらかしのってこない。どうもレドランの皮のほうが品質が良いらしい。そりゃ変えたくないわ。

賄賂もおべっかも使い、しまいには
「絶大な権力を持つフラールに逆らうなんて、吾輩は君のことが心配でならない」
などとおためごかしまでつぶやく。

▲ゲスい顔で”説得”する吾輩

やがて彼女は諦めた。強大な権力には逆らえないと判断したのだろう。
吾輩は反社の片棒をかつぎ、チンピラヤクザスキルを獲得した。

◆新モロウインド日誌 day08(2024.06.04)『砂塵の街の取立屋』

フラール家Quest、その他)

次の婆さんの依頼は、アルドランの高級服屋に注文書を届けること。
ガキの使いレベルの仕事だが反社行為でない分、気が楽だ。

  

アルドランは今日も灰と砂の嵐が吹き荒れ、前がまともに見えず、風音で何も聞こえない。風上に顔を向けると、思わず腕があがり、目をかばってしまう。

  

高級服の販売の店は、アルドラン名物の巨大なドーム(レドラン家の根城)の中にある。滞りなく注文書を渡すと、小遣いに加え、良い仕立てのシャツとパンツまでくれた。早速着てみるが、シャツは今まで着ていた安物の色合いが気に入ってるので迷う。

仕立て屋は、さらにちょっとした仕事があるんだけど頼めるか?と言う。
いいでしょう。まかせなさい

  

高級服屋の依頼は、服の代金を払わない男からの徴収。
ただ、周りの靴屋や装身具屋などの服飾系店舗が同様の代金回収の依頼をしてきた。
最初は奇妙な偶然だと思ったが、話をよく聞いてみると、どうやら支払いをしないのは同じ男らしい。

親の遺産を賭博で食いつぶしたというそのダメ男の家を尋ねることにした。

高級服飾品で身を固めた男。
吾輩のような反社のチンピラに諭されても「お前が言うな」と返されそうだが、男は意外と素直に反省をし、高級衣服や靴は全部返すと言った。

え?なんでいきなり服を脱ぎだす?
裸になるな馬鹿野郎。
なんで吾輩に押し付ける?返すなら自分で返せよ!

依頼を受けてない店の服まで全部渡されて大いに困惑する吾輩。
これだからすぐ裸になるバカは信用できん!(怒)

砂嵐の中一軒一軒店を訪ねて、服を返してまわる。
この世界、本当にろくな奴がいない。

 

⇐前回へ | 次回へ⇒

 

モロウインド日誌[第二部]インデックス

Bluesky | Twitter

MorrowindをPCOTで日本語訳して遊ぶ【OpenMWという福音】 OpenMW+PCOT翻訳を選ぶべき7つの理由
Morrowind旅日記[第一部]まとめ INDEX   その英語ゲームは、今すぐ日本語で遊べる【PCOTへの誘い】

 

*1:ここから3日ほど連載時と日付がずれる。構成をやりなおして順番が変わったから。ご了承を。