CRPGを楽しむためのメモ

PCOTで海外ゲームを日本語翻訳しながら遊ぶ

【PCOT】新モロウインド日誌まとめ02『迷宮都市ヴィヴェク』

モロウインド日誌[第二部]インデックス 第一部「Morrowind旅日記」はこちら
MorrowindをPCOTで日本語訳して遊ぶ【OpenMW】 OpenMW+PCOT翻訳を選ぶべき7つの理由

◆新モロウインド日誌 day03(2024.05.30)『ヴィヴェクの汚れ仕事』

フラール家Quest)

モロウインドでは、グレートハウスと呼ばれるダンマーの五名家(このヴァーデンフェル島では主力は3つ)が覇を競っていて、そこから汚れ仕事が回ってくるしくみになっている。
吾輩はフラール家派閥に属している。
ホームにしているバルモラに邸宅があったという単純な理由だ。

その邸宅でずいぶん前に、当主の婆さんから依頼があった。
ヴィヴェクの異邦人棟のある薬品店を訪ねて、錬金術のレシピを入手しろとのこと。
平たく言えば「盗んでこい」だ。

  

街をつなぐ巨大ノミでヴィヴェクへ行く。バルモラからは直通だ。降りると目的の異邦人棟は眼前だが、中に入るともうどこにいるのか判らない。
なんで迷路になってるんだ。
ブツブツと呪いの言葉を吐きながら、砂色の壁の中を迷いつつ歩く。

ヴィヴェクは何層もある建造物が九棟も並んだ、本物の巨大都市だ。
方向音痴は一棟でも迷いに迷う。外に出ることさえできない。頭が変になりそうだ。

  

なんとか目的の薬屋を発見。レシピは店主の懐だろう。隙あらばスリとりたい。
だが、痴漢を見るが如き疑わしげな視線で睨めつけられる。

  

下手すれば魔法で焼かれる未来が幻視できる。
まわりに溶け込むカメレオンの魔法も駆使して、なんとかスリに成功する。
吾輩、盗賊座の生まれで職業盗賊なのだが、どうも指先が鈍いらしい。

もちろん、幻視といいつつ、プレイヤーは見たし、やられたのだ。何度も。

◆新モロウインド日誌 day04(2024.05.31)『トカゲ護衛任務』

(メインQuest)

  

迷宮都市ヴィヴェクの異邦人棟を彷徨ううちに、ある酒場でアルゴニアン(トカゲ人)と知り合う。
彼は偶然にも吾輩の上司(帝国のスパイマスター)がここで接触するように指示していた三人のうちの一人だった。
ラッキー!早速情報を受け取ろう。

  

「いま、私は問題を抱えてる。この酒場は人種差別者のたまり場になっていて、私はここから出ることができない。彼らは私がアルゴニアンというだけで憎んでいる」
こんな場所では、秘密情報を打ち明けるわけにはいかないと言う。

オッケー。ならばあえて強行突破を図ろう。もしインネンつけて襲ってきたら、ぶっ殺す正当な口実ができるしさ。

でも、酒場の友人に迷惑をかけたくないので、事を荒立てぬようにとトカゲくんが心配そうに言う。暗殺団モラグトンに属してるくせに弱腰だぞ。 クズどもは血祭りにあげようぜ (ヴィヴェク迷宮に疲弊して、ちょっとココロが荒んでいるようだ)。

仕方なく、全員に賄賂を渡し、おべんちゃらを振りまいて、へこへこしながら、連れ出すことにした。屈辱。

このゲームには各人との距離をつめるために、賄賂を渡したり、世辞を言ったり、脅したりするモードが会話メニューの中にある。今回はそれで良好な関係を築いた。

  

トカゲくんの友人のやってるという怪しい書店まで護衛していく。酒場を出ればそれほど危険はなさそうだ。

書店は先日レシピを盗みにいった薬屋の隣にあった。
無事到着すると、ネレヴァリンカルトの情報と諜報活動の報告書をくれる(やっとメインクエストに手をつけられた)。シックスハウスカルトについては知らないようだ。

次は大暴れしてやろうぜ。
さて、諜報員をあと二人ヴィヴェクで探さなきゃ。うんざり。

◆新モロウインド日誌 day05(2024.06.01)『殺しのライセンス』

(モラグトンQuest)

寝込みを襲ってくる高級装備に身を固めたカモ、ダークブラザーフッドとは別に、ひとつの職能ギルドとして公に認められている暗殺団がある。モラグトンだ。

ホームタウンのバルモラにもその拠点があるのだが、仕事をもらうには、まずはヴィヴェクの秘密のアジトで入団試験を受ける必要があるらしい。
だから面倒で今まで放置していた。
他のギルドの仕事が尽きてきたこともある。そろそろ入れてもらいに行こう。
アジトはアリーナ棟に隠されているという。

ヴィヴェクの各棟のまわりには堀があり、運河として渡船サービスで移動できる。
船着き場から上陸し、アリーナ棟地下に隠されてるというアジトを探しにいく。
もちろん初めての棟だから、さんざん迷う。いやになる。
へとへとになりながら倉庫スペースの床にある怪しい扉をやっと発見した。

  

トラップドアから中に入る。
アジトは思ったより広い。モラグトンのメンバーらしき連中がうろついている。入団希望を伝えると長と話せと言われる。

モラグトンの長は派手な格好をしたダンマーだ。
まずはこいつを殺してみろと殺人指令書を渡された。これが試験らしい。

標的はヴィヴェクのとある酒場に入り浸っているという。街中で人を殺すと、直ちに世界中のガードに手配書回るんだが、大丈夫だろうか。

標的は憎々しげな面構えの男だった。
ガードに捕まるのはいやだから、ここは正当防衛作戦でいこう。
相手に襲われた場合、返り討ちにしても咎められないのがこの世界の掟だ。

だが、いくら挑発しても、標的は聞く耳をもたない。 ヴィヴェク迷宮で疲れてうんざりしていた吾輩は、ええいままよと標的を袈裟懸けに斬りつけた。

  

床に内蔵をぶちまけて奴は死んだ。

酒場にいた人々はドン引き。関わり合いを恐れて吾輩を追い出しにかかる。
床を汚してごめん。

外に出るとほら来た。どこで聞きつけたんだか、ガードが駆けてくる。
だがモラグトン印の殺しの指令書を見せると納得し開放された。
ふーん。いいんだ。

なるほどこれは指令書じゃない。殺人許可証だ。殺しのライセンスなのだ。

モラグトンの長に報告を終え、次の標的を与えられる。
こうして吾輩はモラグトンの一員となった。

 

⇐前回へ | 次回へ⇒

 

モロウインド日誌[第二部]インデックス

Bluesky | Twitter

MorrowindをPCOTで日本語訳して遊ぶ【OpenMWという福音】 OpenMW+PCOT翻訳を選ぶべき7つの理由
Morrowind旅日記[第一部]まとめ INDEX   その英語ゲームは、今すぐ日本語で遊べる【PCOTへの誘い】