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- ◆新モロウインド日誌day46(2024.07.12)『ネレヴァルの覚醒』
- ◆新モロウインド日誌day47(2024.07.13)『大司教対救世主』
- ◆新モロウインド日誌day48(2024.07.14)『ヴィヴェク対ネレヴァリン』
◆新モロウインド日誌day46(2024.07.12)『ネレヴァルの覚醒』
(メインQuest)
吾輩は貴族御三家のオルテイターとなり、アッシュランダー四族のネレヴァリンとなった。第四と五の試練を終え、ウルシラクの賢女のもとに帰る。
アズラの夢の導きもあり、彼女の我輩を見る目はもはや微塵も疑いがない。
「ヴィヴェク神殿の大司祭が、あなたに会いたいと言ってきました。彼と会い、偽りの神ヴィヴェクとの会談を要求してください。そして"カグレナクの道具"を手に入れるのです。それが次の試練の謎を解く鍵になるはずです」。
え、神様が本当にいる?話せる?しかも交渉しろ?吾輩に?
ここまで来たらもう驚くまいと思うが、やはり混乱する。
だが現在、神殿はネレヴァリン伝説を異端として、弾圧を加えているはずだ。
これは罠では?ノコノコ出かけていって大丈夫なのか?
それでも吾輩は、久々にヴィヴェクに戻った。神殿棟を見渡す。
空中監獄から脱走した時には、もう二度とここに来ないつもりだったのだが。あの時より、事態はさらに深刻になっている。


吾輩がネレヴァリンであることはすでに知られ、神殿の人々の視線が明らかに敵対的だ。
◆新モロウインド日誌day47(2024.07.13)『大司教対救世主』
(メインQuest)
「神殿は誤った教義から民を守らねばならない。帝国諜報部と繋がった君の誠実さを、これまで疑っていた。だが君は今やダンマー全部に選ばれた、オルテイターでありネレヴァリンだ。君とその予言が、ダゴスウルから民を守る最後の希望だ」
いきなり捕縛、断罪を警戒していた吾輩に、大司教は意外なことを言った。


「皆が気が付かぬうちに、状況はもはや絶望的になりつつある。
ここまで来たら君にヴィヴェク神と直接話してもらい、状況とそこに至る経過を聞いてもらいたい。
彼は君に会いたいと言っている。同意してくれるか?」
これまで弾圧を加えてきた異端者に、恥も外聞もなくこんな話をするのは、彼らが想像以上に窮地に立たされているということだろう。
もはや交渉をしなくても、ウルシラクの賢女の思惑通りに事が進んでいる。
神は神殿棟に続く棟の頂上におわすらしい。パズル運河がめぐる神殿の頂上へ急ぐ。
扉を開けると、中央に人影らしきものがある。人の形ではあるが、明らかに違うオーラが漂い、空中に浮かんだまま、座ったり立ったりを緩慢に繰り返している。
ヴィヴェクである。この巨大都市の名前になった、旧い神だ。
ウルシラクの賢女は「偽りの神」と言っていたが。
◆新モロウインド日誌day48(2024.07.14)『ヴィヴェク対ネレヴァリン』
(メインQuest)
ヴィヴェクは特別なオーラをまとってはいたが、ことさらに神々しくふるまおうとはしなかった。
それどころか吾輩を信頼し、ざっくばらんに腹を割り、伝説の誤りと自身の過去の行いの間違いも赤裸々に語った。



「私は君への呪いを解き、反体制神官への迫害を終わらせ、君こそが予言されたモロウィンドの救世主であり、ダゴスウルとシックスハウスの脅威に立ち向かう最後の希望であることを全土に宣言する」
さらに
「ダゴスウル討伐の力と責任を君に委ねる。強制はしない。拒否してもかまわない」
と言った。
「レイスガードというアーティファクトを託す。そして誓いを立てろ。あとは好きなように使え。誓いを守るも破るも君次第だ」。
誓いを立てろというくせに、実際にそうすると「あまりいい考えじゃないな・・・」と笑う。それだけ貧乏くじと言うことか。
このレイスガード(ガントレッド)が、ウルシラクの賢女の言っていた"カグレナクの道具"なのだろう。


ダゴスウルとその眷属についての詳細、倒すために必要な手続きと場所、どの順番でどう備えどう攻撃するか。そして歴史に埋もれていった、神々の行いへの疑問の回答。
神との対話は果てしなく続き、長い長い時間が過ぎていった。
全部を信じるべきなのかどうかは判らない。
だが、もうどちらにしても進まないわけにはいくまい。
次回最終回!
『目覚めよと呼ぶ声あり』はバッハの有名なカンタータ。このタイトルをどっかに入れたいなぁと思っていた。
なぜなら、僕はMorrowindのテーマ曲『Nerevar Rising』が大好き・・・ゲームミュージックで最も好きだからだ。名曲中の名曲として、以後OVLIVIONでは壮大なシンフォニーに、SKYRIMではバイキング風の男声合唱にアレンジされて、もはやTESシリーズ全体のテーマとなっている。このメロディのアレンジ曲を集めた動画集を見つけて思わず笑ってしまった。
僕はこの曲に惚れたから、Morrowindをやりたいとずっと思っていたといっても過言ではない(三拍子に弱い)。
この曲は『Call of Magic』というタイトルでも知られているようで(なんで二つあるのかは知らん)僕はこっちのタイトルがなんか好き。「魔法の呼び声」かな?
NerevarRisingが「ネレヴァルの目覚め」かなぁと。
で、ゲーム中にネレヴァリンへの覚醒を要求されるということを知って(そんな話だとは途中までつゆ知らなかった)、それから「目覚め」も「呼び声」も入っている『目覚めよと呼ぶ声あり』をタイトルとしてどっかに入れたいと思ってた・・・え?しょーもない?まあこの日誌も次で最後ということで許してください。
教会音楽だから、この世界の宗教観には全く合わないけど。
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