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【PCOT】新モロウインド日誌まとめ12『試練への前奏曲』

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MorrowindをPCOTで日本語訳して遊ぶ【OpenMW】 OpenMW+PCOT翻訳を選ぶべき7つの理由

◆新モロウインド日誌day33(2024.06.29)『ウルシラク・ネレヴァリン』

(メインQuest)

受肉の洞窟から、ウルシラクに帰還し、族長の玉子王子と賢女に事の次第を報告、次の展開を聞く。

「アズラに月と星を賜り、君は確かに受肉者ネレヴァリンとなった。私たち部族はそれを認め、以後君を『ウルシラク・ネレヴァリン』と呼ぼう」

「だが、この地には、ダンマーの定住貴族御三家(レドラン家、フラール家、テルヴァンニ家)、遊牧民アッシュランダーが残り三部族(アヘムサ族、ザイナブ族、エラベニムスン族)存在する。 
御三家には「オルテイター(戦争指導者)」、三部族には「ネレヴァリン」であることを、公式にそれぞれ認めさせねばならない。 それが予言の第四と第五の試練となる。

 まず、アルドランのレドラン家評議会員たちを説得するのがいいだろう」 。

うわぁ、めんどくさ。
邪教カルトとして吾輩を敵視してくるであろう派閥や部族の偉いさんたちを説得して、吾輩が救世主であることを認めさせねばならないってことだ。
一匹狼の吾輩、そういう政治的交渉事は一番苦手なんだけど。
やんなきゃダメ?あ、そう。

想像するだに面倒くさそうだ。ところがこの4番目と5番目の試練はレベルが20以上、評判ポイントが50あれば免除されるとwikiに書いてあってホッとした。レベルは30を超えていたからだ。ところが、全然免除されない。ステイタスをよく見ると評判ポイントが23ぐらいだった(・・;)。えーーーーー。いままでさんざん善行を積んできたつもりだったのに。やはりギルドの悪行を手伝ったのがあかんかったのだ。そうに違いない。

◆新モロウインド日誌day34(2024.06.30)『アルドランの密輸人』

(帝国軍Quest)

第四の試練、レドラン評議会議員の説得でもしようとアルドランにきた。今日は曇ってはいるが、砂嵐は吹いていない。

そこで、ふとバックモス砦の美しい騎士団長からの依頼を思い出す。
この街で活動しているドウェマー遺物の密輸人の家に忍び込んで、密輸の物的証拠を抑えろと言われた。眼の前にその家がある。
たまにはこういうバイトで息抜きをしよう。そうしよう。

本来、盗賊の吾輩にとって、こういう仕事は楽勝である。
件の家には鍵もかかっておらず、すんなり入れた。しかし、密輸人本人もいた。
奴の目を盗み、こそこそと戸棚やチェストを探る。だがなにかモノが入りそうな入れ物には、どこにも証拠らしきものはない。あるのは大量の素焼きの壺や皿のみ。悔しい。

万策尽きて、ふと視線を落とすと、大量に並んだ壺と壺の間の影にドウェマーチューブ(遺跡にある部品)が転がっている。

こんなの判るかよ!真上から見ないと絶対見つからんやんけ。と文句いいつつ・・・。
鍵のかかった入れ物や秘密の隠し場所を設定しなくても、意外性のある面白い隠し場所は演出できるのだとむしろ感心した。以前のダーツもそうだった。こういう些末なクエストでさえ、思い込みをそらし、
盲点をつく、丁寧で細かな工夫があふれている。これが、いいRPGシナリオなのだろう。この頃のベセスダはいいシナリオを作っていた。
神は細部に宿る。迷路の奥の宝箱を開いたらアイテム・・・という思考停止パターンばかりじゃつまらん。

さっとちょろまかして家を出る。
ガードが三人も寄ってきて、ぎくりと動揺するが、特に問題にならなかった。

バックモス砦までてくてく歩き、別嬪騎士団長に報告。
密輸の証拠になるだろうチューブを渡すと、ねぎらわれる。
忠犬(猫だが)は褒められると喜ぶのだ。
団長は続けて遺跡に囚われた騎士の救助を頼んできた。
喜んで!わん!

◆新モロウインド日誌day35(2024.07.01)『雨中の激闘』

(帝国軍Quest)

西海岸密林地帯のデイドラ神殿。
バックモス砦の美人騎士団長の命で人命救助に来た。
ここは以前何度か訪れたところだが、神殿内部への入口があるのには気が付かなかった。
雨が降り出し、水面に波紋が無数に広がり、あたりが暗くなる。
空気がざわついてきた。

神殿には水の上に板を渡しただけの簡素な橋が続いている。

ゴールデンセイントを一掃して、板を渡り終えたとたん、背後からの強烈な魔法の一撃で身体が麻痺する。

海から出現した、痩せたタコ顔の化け物が、連続して魔法をかけてくる。身体が焼ける匂い。

やっと麻痺が解けて攻撃する。また火の玉が降ってくる。雨粒が蒸発する音。血の味が口内に広がる。
水上の激闘は延々と続いた。

※今回、戦ってるポーズがなかなかカッコよく撮れたので載せたが、よく見るとみんな同じ。つまり、タコに麻痺させられてこのポーズで固まってるのである。ほんとはやられ放題になっていた。

なんとかタコ顔を殺し、わかりにくい入口から神殿内部へ。

神殿のホールにある巨大なデイドラ像にも、それを見あげていると後ろから不意討ちにされるパターンにも慣れてきた。

敵を一掃して鍵を奪い、囚われの騎士を救い出す。 口髭が生意気ないけ好かない顔だ。 助けにきてやったのに、吾輩が帝国軍の鎧を着てないといって口もきかない。
この恩知らずめ。

※帝国軍兵士は原則として、制服として支給されているチェインメイルを着てないと口をきいてくれない。騎士団長との画像で、いつもと鎧が違うのはそういうこと。だから常に重くて性能の低い鎧を持ち歩かないといけないのだ。実はこのクエスト後、階級があがっていらなくなった。

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