CRPGを楽しむためのメモ

PCOTで海外ゲームを日本語翻訳しながら遊ぶ

MorrowindをPCOTで日本語訳して遊ぶ【OpenMWという福音】

2023年7月のOpenMWのバージョンアップ(ver.0.48)に伴い、フォントの変更の仕方を全面的に書き換えました(2023.10.06)

はじめに

あの『The Elder Scrolls III: Morrowind』(TES3)である。

「日本語化modがある有名超大作を、いまさらPCOTで翻訳しつつ遊ぶ意味があるの?」と問われるかもしれない。僕は別にPCOTの盲目的信者ではないから、有志翻訳があるなら普段は素直にそっちを選ぶ。でもこのゲームに関しては、PCOT翻訳という選択は、ひねくれたへそ曲がりの考えとはいえない。むしろ積極的にお勧めできる。OpenMWの存在を知ったからだ。

PCOT翻訳基礎知識:その英語ゲームは、今すぐ日本語で遊べる【PCOTへの誘い】

実際に「OpenMW+PCOT日本語翻訳」で遊んだ50日100時間の記録Morrowind旅日記

バニラのまま、PCOTで日本語にしながら遊べるか

まずはこちらのサイトをご覧いただきたい。初期TESシリーズを情熱的にとりあげるアール氏のサイトである。

『Morrowindで日本語化Modを使用せずにPCOTでの翻訳プレイ』

rrryutaro.hatenablog.com

ここにもあるが、TES3の日本語化は、非常に大変で時間のかかる、失敗覚悟の作業である。*1   だが、実は素の状態でも、PCOTを使って遊べるのである。

しかし、記事に書かれているように、文章を訳すたびにalt+tabでウインドウ外に出なくてはいけない。ベセスダゲームの特徴である「カーソルがゲームウインドウの外に出せない」「PCOTのショートカットが使えない」は、PCOT運用にとって致命的にやっかいなのである。これは面倒くさすぎて実用的ではないと思い、僕はさじを投げていた。 *2 また、フォントにくせがあり、少々誤読するのも気になった。

しかし、記事の中に「OpenMWの場合はウィンドウ表示でもショートカットキーが反応する」とある。それどういうこと?ところで OpenMWっていったい何!?

OpenMWとは

openmw.org

・MODではなく、TES3の本体エンジン自体をそっくり作り直し、元プログラムと入れ替えてしまう、ベセスダ公認のびっくりプロジェクト(そんなことしていいの!?)。

・無料!!

・20年前の古いプログラムであるTES3を、最新環境でリメイクすることで、速く、安定性があり、とても綺麗なビジュアルで(特に女性キャラ)、拡張でき、バグが大激減、メモリも多く使え、より快適に遊べる。便利機能もいっぱい追加。

・なんとWindowsだけではなく、Macintosh、Linaxでも遊べる。

・プログラム自体を変更するので、これまでのmodやツールは使えなくなるものもあるようだが(かなり移植されてる)、それ以上の恩恵がある。*3

要するに、古くて今のPCではいろいろボロが出るプログラムを、まるごと刷新して快適に遊ぼうという超大型プロジェクトなのだ。その存在に本当に驚いた。
プログラム自体が違うので、おそらく日本語化MODは適用できないと思われるが(たぶん)、PCOTがストレスなく使えるなら、英語のままでもいいではないか!

忘れず変更しておきたいオプション

ヴァニラでも、OpenMW導入後でもいいが、ゲーム開始後、ESCメニューからいけるOptionに行く。
Prefs→Menu Transparency(メニュー透明性)→スライダーを一番右
でテキスト表示部分の背景がほぼ真っ黒になり、読み取り精度があがる。最初から右端になっていればいいが、そうでないと半透明で背景が透け、読み取り精度が下がるので先に確認しておきたい。

ここのスライダーを右右端まで動かすと、文字背景が真っ黒になって読み取り精度が増す。
画像はOpenMWだが、もとのTES3のオプションにもある(一行目じゃないけど)。

とりあえずOpenMWでPCOTを使ってみる

OpenMWはすべて英語だが、翻訳を駆使しつつ、ダウンロードし、インストーラーに従い、粛々と導入する。*4  当然ながら、先に本家TES3をインストールしとかなきゃだめ。*5

以後、TES3は、専用のランチャーから起動することになる。*6

OpenMWのランチャー。ここでウインドウ化(Window Borderにチェック)、サイズ(ここではテキトーに1600×1000にしている)などの設定もしておく。

さて、立ち上がったら、早速PCOTを起動し、プロセス選択でOpenMWを選択し、翻訳を開始してみる。

PCOTで翻訳中。右側上部がPCOTデフォルトのGoogle翻訳で下がDeepL。ぎごちない部分もあるが、ゲームを遊ぶには支障ないぐらいに読み取ってくれる。「0が1になった」瞬間。

カーソルがウインドウ外に出せないのは同じなのだが、ショートカットが使えるようになると、それを押すだけで(いちいち切り替えなくても)、PCOT(とDeepL)がすぐ起動し翻訳してくれる。やった!OpenMW素晴らしい。

【追記】 この後、OpenMWのランチャーの設定をいじっていたところ、カーソルをウインドウ外に出せるオプションがあることが判った。最高かよ!
ランチャーの「Advancedアイコン→Testingタブ→Grab cursorのチェックをはずす」で、ゲーム内のカーソルが現れるシーン(右クリック、会話など)で、自由にカーソルを、ウインドウ外のアプリに移動できる。これで、ベセスダ特有の困った問題は、オール解決である。OpenMW様々である。むしろ、翻訳結果をメモにコピペなんてことも簡単にできるし、ゲームしながら攻略サイトのマップを即参照したりもできるし、OpenMW+PCOT翻訳って何気に超便利じゃないですか?*7

ランチャーのここのチェックをはずすと、カーソルがウインドウ外に出せる。

僕は、ショートカットキーをいくつか、マウスのボタンに割り付けてあるので、例えば「フリー選択ショートカットを割り付けたボタン」を押すだけで、PCOTがエリア選択モードに入り、翻訳したい部分を囲めば、直ちに訳してくれる。*8
フリー選択範囲を、毎回囲むのさえ面倒なら(僕だ)、会話ウインドウ全体を範囲指定して「固定翻訳設定をボタンに割り付け」れば、マウスのボタンひとつ押すだけで、直ちに該当範囲の翻訳を開始してくれるのである。超楽ちん!!

これなら僕のようなダメ人間でも、面倒がらずにTES3を翻訳しながら楽しむことができる。*9

翻訳精度も、ゲームを続けるには問題ない品質といえる。もちろん人が訳したものに比べ不自然なところが出るだろうが、楽しめるかどうかを0か100かで語るのはナンセンスだ。

 

--とまあ、ここまでは、アール氏のサイトでも紹介されていることである。ここからが、この記事の本題である。
「くせの強いTES3のフォントを変更することができれば、もっと読み取り精度をあげることができるのでは?」*10

より精度高い翻訳のためにフォントを変更

TES3のフォントは、雰囲気満点だが、くせがある。特に大文字の装飾過多なところ、小文字の「e」が「c」に見えるところなどが、OCR読み取りに引っかかりそうだ。

もとのフォントもそれほど読み取り精度が悪いわけではないのだが、雰囲気重視のため、誤読される装飾が多い気がする。すっきり読み取ってくれるフォントに変えられれば、より翻訳精度があがりそうだ。文字が小さすぎて、原文の参照がしにくいのも気になる。

Ver.0.48からのフォント変更の方法

OpenMWのVer.0.48(2023年7月)からフォントの仕様が変更になった。端的に言えば、フォントがプログラムに組み込まれたようで(←曖昧)、別途にダウンロードする必要がなくなり、簡単に変更ができる
でも、うちのPCには、以前の試行錯誤中にフォントをあちこちにコピーしまくってあるため、もしかするとそのどれかを参照しているのではないかという不安がある。もし以下の通りでいけた(あるいはダメ)なら、ここのコメント(一番下のほうにあり)で教えていただけると助かります。

【Step1】

OpenMWのセーブデータフォルダなどが格納されている場所を開く。

それは、OpenMWやTES3のプログラムをインストールした場所ではない


 C(←人による):\Users\(ユーザー名)\Documents\My Games\OpenMW


エクスプローラを開いたときに、左側のメニューに出てくる「ドキュメント」の中を探そう。OpenMWインストール時に、MyGames内にOpenMWフォルダが作られているはずだ。

ドキュメント内のマイゲームのフォルダ。その中にOpenMWフォルダがある

【Step2】

そのフォルダにあるopenmw.cfgファイルをメモ帳などのテキストエディタで開く。

【Step3】 

fallback=Fonts_Font_0,magic_cards_regular

(70行目あたりにある)この1行を

fallback=Fonts_Font_0,DejaVuLGCSansMono

に書き換える。


【Step4】

保存後エディタを閉じ、OpenMWを起動し、フォントが変わったか確かめる。

デフォルトのフォント(左)と変更したフォント(右)

この「DejaVuLGCSansMono」というフォントは、プログラムに含まれるもののようだ(たぶん)。非常に読み取り精度が高く、前バージョンでは色々フォントを試したが、結局これでゲームを進行した。

実は、0.47 の時と違い、手持ちのトゥルータイプフォントに自由に変更する方法が見つからなかったので、今のところこれを使わざるを得ない。僕の英語とPC知識がダメなせいである。ゴメン。でも、「DejaVuLGCSansMono」の認識精度は抜群なので、これでひとつ我慢していただきたい。

デフォルトで入っているDejaVuLGCSansMonoフォントは読み取り精度がいい

フォントサイズを変える(Ver0.48)

Ver.0.48では、ゲームを起動するときのランチャーから簡単にフォントサイズを変えられる。

AdvancedボタンのInterfaceタブの中にFont sizeの項目がある。デフォルトは16のようだが、18ぐらいにすると見やすい。

日本語化MODとOpenMW

2023年2月現在、本家TES3の日本語化は可能という噂である。サイト消滅でなくなっていたMODなども見つかるらしい。
このYou Tube動画が結構参考にされているようだ。

WIN11 Steam版 モロウインド 日本語化 ノーカット 13分 2021年 10月 音声あり - YouTube

有志翻訳は、遊びやすさも、翻訳の質も、その意気に触れることも、圧倒的な魅力を持っている。

だが、僕個人の過去の長い長い日本語化失敗のトラウマの数々(恥)と、20年前の古いゲームであるTES3自体を、最新の便利で安定したプログラムで遊べるということを鑑みると、OpenMW+PCOTという選択肢が存在することは、大いなる福音だと思う。
「一度、試してみる」ハードルが圧倒的に低いことも含めて。*11

ジャーナル部分もフォント変更で読みやすく、上手に訳してくれる。何より、この翻訳されたテキストをコピペしてテキストエディタなどに貼り付ければ、労せずして自分用の備忘メモが作れてしまう。難しい固有名詞が何の説明もなくバンバン出てくるこのゲームでは、これが物凄く役に立つ。というかそれなしでやるのが難しい。必要な情報を自分でメモにうまくまとめないと、今やってるクエストさえ頭がこんがらがって判らなくなる。日本語メモを、コピペで簡単に残せるのは、PCOT翻訳を選ぶ大きな理由になりうる。

ごたくをいろいろ・・・(読まなくても大丈夫)

2023年2月現在、Amazonプライムで、Morrowind(以下TES3)が無料で配布されているという話である。ちょっとざわついているようだ。もちろん日本語化を巡ってである。

これだけの大作、有志日本語化は、かなり前から行われていて、僕も必死で追いかけていたことがある。何しろ、僕が最初に有志翻訳に触れ、CRPGの新たな地平に感動したゲームが『TES4オブリビオン』だったので、どうしてもやらなきゃと思っていた。

まだパッケージ版を通販で遠くから購入してたころだ。

ただ、そのころは、日本語化関連ファイルを制作する方たちが、それぞれの分担で、それぞれの場所でファイルをあげていたので、必要なMODや日本語フォントがネット上に散り散りに置かれていた。PC音痴の人間には、ネットでそれらを拾い集め、導入の順番や複雑な手順を追うだけで大パニック。
結果、何か間違ったやり方をしたのか、英語が大量に残ったものになり、やがてサイトが消滅したりリンク切れしたりして、ちゃんとできないまま諦め、何年かしてネットでソフトを購入するようになって、その後またやり直したけど、なんだかうまくいかなくて・・・を繰り返し、しまいには「整合性をとって」しまった。

だからPCOTを知ったとき、「これでTES3ができないか?」と考えたのは、当然のことであった。だが、ベセスダゲーム特有の
「カーソルがゲームウインドウの外に出せない」
「PCOTのショートカットが使えない」
という仕様がそれを阻んだ。工夫すればできなくはないんだが、面倒でストレスがたまりすぎ、現実的じゃなかったのだ。

そんなとき、初期TESシリーズを情熱的にとりあげるアール氏のサイトを知った。僕がTES3に未練を持っていることを知っていたPCOT作者のぬるっぽ氏が、OpenMWの情報を教えてくれた。
早速ためすと、普通にPCOTで遊べそうだと判った。
ただ、ちょっとフォントの癖が強めで誤読が多くて後回しになり、また他のゲームをやったり、ゲームを休んだりしている間に時間が過ぎた。

無料化のざわつきの中、ぬるっぽ氏が「OpenMWでTES3を遊べる情報があればPCOT対応ゲームWikiにあげてほしい」というTweetをポストされていた。
しばらく時間がたっていたので、記憶がおぼつかなくて、すぐに情報をあげられなかったのだが、もう一度検証する気になった(その後、アール氏により、OpenMWの情報がWikiにあげられたようだ)。

OpenMWを知るにつれ、痒いところに手が届く、このプロジェクトがとても気になった。おそらくフォントの変更も普通にできるんだろう・・・と思ってそれに挑戦したのだが、データフォルダの扱いがさっぱり判らなくて、難儀した。僕のPCには闇雲にコピーしまくった無駄な「fonts」フォルダがあちこちに存在する。だが、とりあえず形になったので、ここにやり方を残しておこうと思う。あまり正しいやり方じゃなさそうなので、恐縮なのだが。

『TES3:Morrowind』をとりあえず試しに遊んでみたい人にも、PCOTを使うのは、ハードルの低い選択肢だと思う。そもそもPCOTってなんやねん!という人は、こちらをどうぞ(宣伝)

「その英語ゲームは、今すぐ日本語で遊べる【PCOTへの誘い】」

 

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

以下は以前書いた古いバージョンのフォント変更方法です。参考までに。

【参考】Ver.0.47までのフォント変更方法

OpenMW(Ver.0.47)のフォント変更の方法

[Step1]

NEXUSMODSのこのページから、TrueType fonts for OpenMWをダウンロード。*12

下の方に見える「MANUAL DOWNLOAD」ボタンを押せばダウンロードがはじまる。

[Step2]

ダウンロードしたzipファイルを解凍すると「fonts」「licence」のふたつのフォルダが得られる。「fonts」フォルダには、openmw_font.xmlと3つのフォントファイルが入っている。

[Step3]

「fonts」フォルダを、コピーする。

場所は、OpenMWやTES3のプログラムをインストールしたところでは「ない」

C(←人による):\Users\(ユーザー名)\Documents\My Games\OpenMW

OpenMWをインストールした際に、各ユーザーの「ドキュメント」フォルダ内に、こういうフォルダが作られているはずだ。
ここは、セーブファイルや各種設定が書き込まれている場所である。

fontsフォルダをコピーしたデータフォルダ

[Step4]

コピーしたfontsフォルダの中身はこうなっている。

openmw_font.xmlは何らかのフォント設定ファイルで、残りの3つがトゥルータイプフォント。どうやら、デフォルトではこの中の「Pelagiad.ttf」というフォントを参照しているらしい。

[Step5]

「Pelagiad.ttf」をリネームするなり、削除するなりする。そして、「DejaVuLGCSansMono.ttf」を「Pelagiad.ttf」にリネームする。(このやり方より良さそうな方法を見つけたので、見にくい色にしました。以下の追記をお読みください)

◆大事な追記◆

↑このリネーム技は英語の資料を参考にしたのだが、あまりスマートとはいえないと思っていた。
同じフォルダにある「openmw_font.xml」が定義ファイルっぽいので、書き換えればいいのか?という気はしたのだが、勝手にいじって大丈夫か自信がなかった。でも、恐る恐るテキストエディタで開いて4行目の

<Property key="Source" value="Pelagiad.ttf"/>

の、フォント名(Peragiad.ttf)を

<Property key="Source" value="DejaVuLGCSansMono.ttf"/>

と、フォルダに入ってる別のフォント名に書き換えOpenMWを起動したところ、それだけでフォントが変わることを確認した。
というわけで、こちらのやり方を推奨します(どっちも正しくないかも)

[Step6]

 

OpenMWを立ち上げ、フォントがかわっていることを確認する。

デフォルトのフォント(左)と変更したフォント(右)

参考にしたサイト。

https://openmw.readthedocs.io/en/latest/reference/modding/font.html

https://www.reddit.com/r/OpenMW/comments/oi6h52/change_text_font_pc_and_android/

フォントの大きさを変える

[Step1]

fontsフォルダをコピーしたところに、「settings.cfg」というファイルがあるので、テキストエディタで開く。

[Step2]

ファイル内の[GUI]という項目に、

font size = 16

という一行を加える。数字は文字の大きさで、16は平均的な数字(デフォルトサイズ)のようだ。
18ぐらいにしておくと文字が見やすい気がする。文字の大きさは気にならないなら触る必要はない。

サイズ12に設定したものと20に設定したもの。えらい違い。

フォントを選ぶ

デフォルトで入っているDejaVuLGCSansMonoフォントは読み取り精度がいい

さて、説明の簡略化のために、上の説明では、フォルダに最初から入っている「DejaVuLGCSansMono.ttf」を使用したが、実はトゥルータイプフォントなら、なんでも使えるようだ。上記のフォント変更のやり方の[Step6](追記ぶん)に従い、fontsフォルダに任意のフォントファイルを放り込み、「openmw_font.xml」の4行目を、テキストエディタで、そのフォント名に書き換えれば、それだけで反映してくれるようだ。

雰囲気的にいえば、セリフ付きの端正なフォントが似合いそうだ。Windowsのシステムに最初から入っている「Georgia」とか、ネットで拾ったフリーフォント「Oranienbaum」などを試した。綺麗だし、読み取りもほぼ問題ない。
だが、サンセリフ体(DejaVuLGCSansMono.tffのような)の方が、やはり読み間違いが少ないようなのだ。セリフ付き文字のほうが、よりトラディショナルなんだが・・・まあなにを優先するかで決めればいいだろう。

▲旧バージョンのフォント変更(参考)ここまで

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

◆実際に「OpenMW+PCOT日本語翻訳」で遊んだ2ヶ月100時間の記録Morrowind旅日記

       

-脚注-

*1:僕はこの10年以上、何度も何度も試し、失敗しつづけている。ネットのあちこちに散った様々なMODやツールを集めるだけでも、悩まされる。リンク切れを起こしたりサイトがなくなったりしてるのだ。導入も頭がこんがらがり、ずっとうまくいかなかった。

*2:アール氏の記事を読む前に、独自でやってみて、面倒くさすぎると思ってあきらめたのである。根性なしである

*3:もちろんこれだけでは遊べない。元ゲームのエンジン部分だけを取り替えるのだ

*4:もちろんPC音痴で英語だめな僕はここで何度かつまずいた。本家morrowindがインストールしてあるフォルダの指定などを失敗して頭を抱えた。細かいことは忘れたので書けないが、(確かめもせずすいません)、こんな僕でもなんとかなったのでがんばれ!

*5:OpenMWのインストール中、本家TES3のインストール場所を指定しなければならなかったはず。Steamの場合「C:\Program Files\Steam\SteamApps\common\Morrowind\Data Files\」あたりが平均的な場所っぽいのでご参考に。ディスク名やProgramFilesの名称などは、人によって違うのでご注意。最後のData Filesまで入るかどうか曖昧です。すいません

*6:たぶんsteamランチャーからだと、もとのゲームが起動してしまう

*7:この記事を書いたあと、すっかりMorrowindにはまっているが、古いゲームなのでmapシステムがチープで、クエストマーカーもない。方向音痴な僕には、そのままではまったく歯が立たなかったろう。でも、海外のあらゆる意味で完成されたサイトの詳しいガイドや、Googlマップを使用しているという完璧なネット地図のおかげで、ストレスなく楽しめている。ブラウザとゲーム画面を、頻繁に行き来できるOpenMWは、もはや僕には絶対に欠かせないものになっているのだ。

*8:実は僕はマウスではなくLogiのトラックボールを使っている。普段使わない「進む」ボタンにフリー選択ショートカット、ホイールを左右に倒すアクションに固定翻訳1と2を割り付けている。たったこれだけだが、マウス操作だけで、ほとんどのゲームは翻訳できてしまう。2つのキーを同時に押すことさえ面倒くさがる僕には、なくてはならない機能。楽ちんなのだ

*9:もちろんマウスボタンに空きがないとか、割りつけ機能のないマウスを使ってる場合は、普通にキーボードショートカットキーを押せばいいだけ。

*10:結局フォントがらみの記事ばかりこのブログでやってる気がする。

*11:先の脚注にも書いたように、マップがチープでクエストマーカーもないこのゲーム、方向オンチの僕は途方にくれてしまった。だが、老舗ゲームならではというべきか、オンライン上で使える完璧なマップシステム や、ガイドが存在するため、それらを駆使して遊べている。それらがなければ、早々に放り出していただろう。カーソルを自在に外に出せるOpenMWだからこそ、ゲーム中ブラウザを頻繁に(ほんとに頻繁に!!)参照でき、これらが快適に使えるのだ。さらに、翻訳結果をコピーして、PCOTの履歴リストやテキストエディタにペースト仕放題なので、日本語の情報データベースがどんどん出来ていく。ジャーナルを見返しにくいTES3では、これが強力な武器になる。これはPCOT翻訳ならではの、収穫といえる。情報が多すぎて記憶やちょっとしたメモ程度では追いつかないこのゲームでは、コピペで情報が整理できるのはものすごいアドバンテージだ。正直、これらの機能だけでも、もうOpenMW+PCOTの環境から離れられなくなった。しかもOpenMWは、グラフィックの美しさも、文字のシャープさも、もとのTES3とは雲泥の差である。やればやるほど、単なる選択肢ではなく、これを強く推す理由が増えていく。また機会があればまとめてみたい。

*12:NEXUSMODSは、あらゆるPCゲームのmodがアップロードされる超有名サイト。この際ユーザー登録してダウンロードしてください。まあ、僕なんかより皆さんのほうがよくご存知だと思います。