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◆新モロウインド日誌day49(2024.07.15)『月の光』
(メインQuest)
ヴィヴェクとの会談はあまりに多くの情報が行き来した。重要な情報についてはまとめられた書類がライブラリとして用意されている。至れり尽くせりだ。
知るべきことは知った。
何が本当なのか判断がつかないが。
最重要手順を整理する。
ダゴスウルのいるレッドマウンテンは島の中央に位置し、モンスターを封じるゴーストフェンスで囲われている。
唯一の出入り口であるゴーストゲイトから侵入、眷属のアッシュヴァンパイアの城を打ち破り強力なアーティファクトを回収、それらを使い(この時レイスガードが必要)ダゴスウルの城塞で最終決戦ーーーという手はずだ。
神殿を出る。星空に月がふたつ。
アズラが見ているのだろうか。
これまでに何度か月の星空を見上げるカットがあったが、以前はアズラのことは全然頭になかった。偶然であったが、なにか意味ありげになって良かったなぁ。もちろん今回はわざとやっている。タイトルは前回に続きクラシック路線のドビュッシーで。ちなみに僕は音楽にはとても疎く、特に何かに思い入れがあるわけではない。あ、Nerevar Risingは大好きw
◆新モロウインド日誌day50(2024.07.16)『道の曲がり角』
(メインQuest)
決戦地レッドマウンテンに続く唯一の入口、ゴーストゲートについた。水色のフェンスの向こうは敵の領域だ。 同行者はアルドランの近くの道で出会って、エスコートして欲しいと依頼してきた、巡礼のばあさんである。
道中文句ばかりたれて、傲慢かつ危なっかしく(いないと思ったら勝手に怪物と闘っている)、ケチくさい。 ほとほと疲れた。
ヴィヴェクの宣言のおかげで、ゴーストゲートの人々はすでに吾輩をネレヴァリンとして認識してるようで歓迎される。婆さんに罵倒され続けていたから、なんとなくホッとする。
ここは敵地と隣合わせの最前線であり、最後の補給基地だ。
さて、とりあえず拠点を確保したが、吾輩は道の曲がり角に来た。
先は見通せず、どう振る舞うのがベストか判断がつかない。
このまま最終決戦に臨むか、足りない力や装備を手にいれるためもう少し修行を続けるか。「最後の希望」としてアーティファクトまで託された以上、あまりうかつなこともできない。
神は現世でふわふわ浮いていて、世界には危機が迫っている。
だが、人々は日々の糧を求め小銭を稼ぎ、ばあさんは文句をたれている。
今は、昔読んだ本に書いてあった台詞をあえてつぶやいてみよう。
「神は天にあり、世はすべてよし」
(モロウインド日誌第二部 了)
というわけで、最終決戦前夜で最終回。たぶんあと数時間でフィニッシュできそうだが、ここはあえて全部は書かないということで。PCOTでちゃんと内容を咀嚼して(怪しいとこもあるけど)翻訳して遊べることは証明できたと思う。
ラストが『赤毛のアン』の終章のタイトルと最後の台詞なのは特に何の意味もない。締めくくりにふと思いついただけである。内容にも世界感にもまったくそぐわなくてすいません。
ブラウニングの詩の引用でアンのセリフは締めくくられるが「God's in his heaven,all's right with the world」は、ネルフのマークにも書いてある言葉(TV版)。英語圏ではたぶん常識的なのだろう。偶然にも、今日見た映画の登場人物の台詞で「世はすべて事もなし」と言っていた。
◆新モロウインド日誌後記(2024.07.25)
メタ発言だが、ここは通常の文字色で。
どれくらい続けるかちゃんと決めてなかったが、ちょうど50回あたりで最終決戦直前まで来たので、いい頃合いかと思った。第一部とあわせてちょうど100話になる。本当はモラグトン(暗殺組織)やフラール家のクエストをガンガンやるつもりだったのに、前者は入団試験だけ、後者も数回だけで、あとはほぼメインクエストのみやっていた。
メインだけでこんなに長くなるとは!
第一部が「ぶらりヴァーデンフェルひとり旅」みたいな感じだったのと対象的に、メインクエストに翻弄された。結果的に全然違う味わいになったのは良かったかもしれない。適当に聞き流してたことが実は重要だった、みたいなことがいろいろ判ってきて面白かった。
迷宮都市ヴィヴェクはあまりにもでかく、実はまだ行ってない棟もある。それにしてもメインクエストはヴィヴェクがほとんどの舞台だったなぁ。本当に迷いまくった。あとはバルモラとアルドランぐらいで他の都市にはあまりいかなかった。ウルシラクキャンプは新たな拠点になったが。
第二部は約80時間。今回は重複してやり直したりゲームをつけたまま買い物にいったりしないようしてたので、割と実時間に近いはず。
途中で何度か書いたが、ひとつひとつのクエストが想像してたより複雑化したり、特殊な状況下におかれていたり、ひとひねりしてあることが非常に多く、大雑把な「あらすじ」だけだと他のゲームと大して違わなくても、やってみると「よくもここまで」という作り込みに驚くことが多々ある。ひとつひとつのクエストが「分厚い」のだ。長いのではなく、厚みがある。
200時間弱やっても、まだ行ってない町があるし、入ってない洞窟も山程ある。NPC全員と話すことなど全然できないし、する必要もない。勝手に動いている巨大な社会に一人で入っていく実感が得られるのが、他の作品にはないこのゲームのすごいところだ。
実はゴーストフェンスには既に入って、眷属を倒し、あとはダゴスウルだけになっている。これからやっつけに行き、一応クリアする予定(書いたあとすぐにいって倒した)。
とはいえ、本当のコンプリートには程遠い。DLCにもまったく手を付けていない。
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