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PCOT翻訳で遊ぶ『バルダーズゲート3日記』【後編】フェイルーン血風録(最終回)

Baldur's Gate 3 『バルダーズゲート3日記』まとめその3

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◆バルダーズゲート3日記 第06回 (2023.08.12)

自分の頭に巣食った寄生虫処分とドルイドの村を分断する問題を処理するために旅立つ一行

村の海岸に行くと、先程とは違う美しい歌声が聞こえる。ティーフリングの子供がハーピーの歌声に酔って、自我を失い、ふらふらと海に入っていく。

戦闘が始まると、歌声が我々の精神を蝕み、魅了され、精神を保つのが困難になる。しかも奴らは飛んで逃げるので始末が悪い。群れを殲滅したころにはボロボロになっていた。

私の行くところ不穏な事件しかおこらないようだ。
村の高台に行くと見張りの女性が暗殺バグベアに襲われてたので、文字通り血祭りに。
お礼に地獄のコインなどもらって、望遠鏡など覗かせてもらう。なんか、遠くで赤い竜が横切ったのが、ちらっと見えた気がする。
私は、何をやっても、不穏に出会ってしまうのだ。

村には既に多くの脅威が侵入しているらしい。
ドルイドの横暴を止めるにも、難民の脅威を排除するにも、寄生虫を追い出すためにも、森を抜け、ゴブリンキャンプを目指す必要があるようだ。

 

だが、村を出たばかりのところにゴブリンの隠し洞窟を発見。こんなに近くにアジトが。
罠のある洞窟に侵入。影に潜み、解除プレートを操作しに行く。こういう場所ではローグが役立つのだ。さらに背後からクロスボウでスナイプする。背後からの盗賊の一撃。声もなく死ぬゴブリン。
この洞窟には、村へつながる通路が隠されていた。

 

森の道にアウルベアにやられて血まみれの男が倒れている。側に仲間らしい男女。
治療しようと近づくと、倒れた男が私のことを見つめ、絶対者に選ばれたものだとか、わけの分からぬことをつぶやき出した。

どうやらこいつら、寄生虫をありがたがる、タコ人間に洗脳されたカルト信者だ。

何か命令は?とか聞いてたくせに、なにが気に触ったのか、突然襲ってくる二人。
また山道に、おびただしい血溜まりを作ってしまった・・・。

倒れてたオヤジは、脳に寄生虫がいるようだ。そいつに呼応して私の脳になんらかの電波が・・・。はやくなんとかしないと・・・・。

 

さっきの男が傷つけられたアウルベアの穴。巨大な足跡が中に続いている。

***
よく見ると殺したはずのさっきの二人が写っているが、実は選択肢によっては二人は生きてて、この穴に案内してくれたりするのだ。その選択をしてみた時のショットです(てへぺろ

いた。巨大なアウルベアだ。総力戦で倒す。

まだ小さい幼鳥?。殺さず見逃してやると、親のそばに寄り添い・・・食い始める。

 

また街道に盛大な血溜まりを作っている男を発見。
白い犬が主人を守るように側から離れない。

私は動物と話す能力を齧っているので、なでくりまわし、仲良くなったが、犬はついてはこない。喪に服すかのようにとどまっている。勝手にハチと名付けた。
主の懐を漁って、手紙を見つけた。機会を見て届けよう。
匂いをかがせて、私の跡をついてこられるようにした。縁があればまた会おう。

***

この犬は後ほど、キャンプに現れるようになる。本当はちゃんと名前が決まってる。アウルベアの子供も生かしておくとキャンプに現れる。キャンプについては下記を。

◆バルダーズゲート3日記 第07回 最終回(2023.08.13)

ゴブリンキャンプを目指し森をぬける一行は、一帯を血に染めながら、厳しい戦いを繰り返す。だが魔法を蓄え、体力を回復する休息は必要だ。

発売後すぐに日本語化modが出るという前代未聞の事態で、この日記は最終回を迎えることになった。今回はメタ発言メインで。

BG3で体力や魔法の回復を行うキャンプは、特殊空間風のモードで行われる。
ここでは独自のイベントがおき、メンバーを入れ替えたり、各自と親密な交流ができたり、ペットを撫でたりできる。
ドラゴンエイジ』のそれとほぼ同じシステムと考えていい。

各人が自分のテントを用意し、それぞれのセンスでおしゃれ空間を演出している・・・っていったいその膨大な荷物どこに隠してあったんだよ。その巨大なテント以外にも、毛皮だのテーブルだの砥石だの本の山だの観葉植物の植木鉢だの。
四次元ポケットか!と突っ込みたくなるのは大阪人だけではあるまい。

夜。休息がなければ、魔法も体力も回復できない。このときは、各人鎧を脱ぎ捨てて夜着になるため肌の露出が増え、蝋燭の光に照らされて、特に女性陣は艶めかしい。

だが、上半身脱いじゃっているシルバードラゴンボーンの私の、スケイル一枚一枚が織りなす、金属的な輝きほどにはセクシーとはいえまい。
これは、まさに「いぶし銀」だ。(自分好きすぎ)

だが、とりあえず今は、心身を瘉し、明日への活力を取り戻そう。 オヤスミナサイ・・・。

***

キャンプでは、能力値リセットや傭兵を調達することもできるし、吸血夜這いイベントなんかもある。

ということで、わずか一週間ボウズの日記となったが、これにて終了。

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後記(2023.08.18)

さて、このまとめを書いているところに、BG3の日本語版がPS5から出ることが発表された。その事自体は喜ばしいことだ。
今年中に出ると言ってるが、かなり遅れるようだ。最初のまとめの脚注に書いたことが、やはり当たってたことになる。

このタイミングでパブリッシャーが発表したのは、おそらくPCの日本語化modがあっという間に発表されて驚き、泡食ってそれをつぶしにかかったということだろう。とにかくPS5版を売るために、情報を出さずにわざと曖昧に宙ぶらりんにしておいたのに、予想外に早く有志翻訳が出たので(PS5版の翻訳が間に合わないので)、その間にPC版(steam版)を買わせないため、こういうやり口を今回もしてきたということだ。

日本語版を出してくれるのはありがたい。商売上PS5版しか出せないというならそれもありだろう。
だけど、これまでユーザーに情報を一切与えず、ニヤニヤしていて、一部ユーザーを囲い込むために、他をつぶすことを自分たちの権利だと思ってることに怒りを禁じえない。

PS5限定にしたいならすればいい。だが、そういうやり方をするなら、もっと早く、きちんと情報をオープンにすべきだ。
三年前からLarianStudioを応援するために、PC版をフルプライスで購入していたユーザーがいっぱいいる。そういう人間への最低限の礼儀さえないのか(「ユーザー風情が勝手に英語版買ったのが悪いんだろ?自己責任だろ?バーカ」という声が聞こえる)。

翻訳に莫大な費用がかかるから、自分らの懐にカネが入らないPC(Steam)に日本語を提供しない? それならそれで仕方ない。だが、見捨てられたユーザーが自分たちでなんとかしようという努力さえ、お気軽に踏みにじるようなことをするのは、もはや無体な暴力だ。
そして、もしも、日本語をPCにも提供するつもりがあるなら、きちんとそう言うべきだ(たぶんないだろうけど、Larianがそういう契約にした可能性もある)。
情報を与えず、ユーザーを振り回し、弄ぶことの何が楽しいのか。
なぜ日本ユーザーだけが、いつまでもこういう目にあわされ続けるのか。

日本語版がPS5限定であること自体に文句を言っているのではない。日本語が出ること自体は良いことだ。
ただ、既にEAから三年たって「僕たちはこのゲームを日本語でできるのか?できないのか?」と期待して不安を抱えている多くのユーザーに、早く情報を出して状況を知らせるぐらいのマナーを発揮し、公式パブリッシャーとしての度量を見せろよと言ってるだけだ。一定のゲーム機に囲いこむためには、それ以外のユーザーをどんなに蔑ろにしていい・・・みたいなやり方は、もうとっくに腐臭を放っているぞ。

既に、日本語modを発表してた人が、撤退を決めている。パブリッシャーとしては、してやったり!と鼻高々だろう。

でも、もし日本語化modが消えてもPCOTで遊ぶ道はまだ残っている。
PS陣営や、パブリッシャーの「日本市場をコントロールしたった絶対権力者ごっこ」にお付き合いする義務などない。