CRPGを楽しむためのメモ

PCOTで海外ゲームを日本語翻訳しながら遊ぶ

【PCOT翻訳】スカルド航海日誌00『はじめに:スカルドについて』

【SKALD日本語化プレイ】PCOTで日本語化しつつ遊ぶスカルド日誌
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その英語ゲームは、今すぐ日本語で遊べる【PCOTへの誘い
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※ご注意:2025年12月29日、Epicゲームの日替わり無料でスカルドが取り上げられたおかげで、ブログへのアクセス数が爆発的に増えたので、急遽追加。
最近Gemini翻訳は無料枠がすぐなくなるようで(Googleめ!)、GeminiOCRを使っての無料翻訳が難しくなっている。Geminiへ課金すれば問題ないようだが(ゲーム遊ぶぐらいならほとんど気にしなくていいぐらい低価格なようだ。今のところは)。
既存のPCOTのOCRで遊ぶことも可能なのでトライをあきらめないでいただきたいが、OCRはドット文字が苦手なため、ちょいと誤読される箇所が増えるかもしれない。ご了承のほどを。(2026年1月現在)

◆ 新PCOTで未訳ゲームの世界が拡大した

昨年(2024)末にアヴェルナム放浪記のまとめをアップしてから、ずいぶん間が開いた。プライベートな問題でゲームどころじゃなかったのもあった。一度心が離れるとなかなか復帰できないものである。

だが、きっかけは突然やってくる。
今年(2025)4月に日本語翻訳支援ソフトPCOTGoogleGeminiというAIを使えるようになり、翻訳環境ががらりと一新した。


▲新PCOTの誕生を告げるお知らせ(ヌルポインターストライクより)

これはまさに革命ともいうべき変更で、これまで背景画像や文字フォントのせいで読み取りにくいことがあったテキストの諸問題が一掃されたのである。手書きのような滲んで崩れた文字も、ごちゃごちゃした背景に直接表示される文字も、なんなら行が盛大に重なりあって人間の肉眼でも読み難い文字さえ読み取ってしまうのだ。

そのうえ、日本語翻訳までGeminiが行ってくれる。これまでGoogle翻訳のぎごちなさから、ドイツ製翻訳エンジン「DeepL」を愛用してきた僕だが、「もうDeepLなくても十分自然な翻訳文になるやん」とシャッポを脱ぐことになった。*1 その上全部無料で使える。

このブログはもともとSpiderweb社の初期ゲームの「行間が狭すぎてOCRが誤読をおこす」ことへの対策として、改造フォントを提供するために始めたのだが、新PCOTを使えばもうそんなフォントなど使う必要がないのだ!ゲーム本体とPCOTがあれば即ゲームを開始できる。

そしてこのブログに来る人の半分が訪れる「モロウィンド(openMW)を日本語で遊ぶ」ためのページ。そこで解説している誤読防止のためにフォントの書体やサイズを変更したり、ウインドウの背景を黒くしたりする・・・といった主要記事も、もはや無視していいのである。

今やこのブログの存在価値はなくなってしまった(笑)。それほどの衝撃。
だが、海外ゲームがより簡単に面倒なく日本語で楽しめるようになり、人に勧めやすくなったのだからなんの問題もない。

◆ 新PCOTで『SKALD』が快適に遊べる

▲ゲームと新PCOTさえあれば快適に遊べる。よく見るとおわかりのように、文頭の飾りのついた大きな一文字(T)までも読み込んで文章に組み込む驚異(さすがに、常に読んでくれるわけではないが)

これまでPCOT翻訳できなくはないが、様々な要因で「快適に遊べない」ゲームがあったのも確かだった。そこで、そういうゲームが新PCOTでどうなるかという検証をし始め、これまでうまく遊べなかった手持ちのゲームをいろいろ試してみた。

その中に、レトロなドット文字のために読み取りできない箇所があるが、とても気になっていたゲームがあった。ちょうど一年ほど前に発売されたインディRPGSKALD:Against the Black Priory』である。
試してみると嘘のような快適さである。それだけでなく、期待以上の面白さに驚き、本格的にのめり込んでいった。

始めた当初から理想とするRPGに近いという実感があり、これはもう年も半ばにして僕にとってのゲーム・オブ・ザ・イヤーであると確信してしまうほどだった。
インディーズの小規模ゲームと思いこんでいたが大間違いで、クリアするのに70時間かかる大作であった。
とはいえ、これはプレイログを作るために訳文をコピペしたり画面をスクショしたりする時間が長かったせいでもあり、おそらく普通に遊べば30~40時間でクリアできる気がする(ちなみに難易度Easy)。

◆『SKALD』の特徴

  1. レトロなドットと色使いによる見下ろし型グラフィック
  2. ターン制のタクティカル戦闘。アクション要素なし
  3. ファンタジー世界にコズミックホラー要素が濃厚
  4. テーブルトークRPGを彷彿とさせる語りの解像度
  5. 大量のテキストによる細やかなストーリーテリング
  6. 料理、調剤、採集、野営などが飾りにならず生きている
  7. 個性的なパーティの仲間を増やす旅

ぱっと見で感じられる90年代レトロ感はこのゲームの大きな特徴である。だが、レトロであることが魅力なのではない。単なる懐古趣味とは無縁の、オーソドックスかつモダンなプレイフィールがこのゲームの魅力だ。

上の動画を見てわかるように、簡略化されたシンボルで構成された古いゲームとは異なり、細密で雰囲気を盛り上げる膨大なマップチップは「これでいい」ではなく「これがいい」と思わされる素晴らしい出来だ。
イベント時に出てくるドット絵イラストも想像以上に数多く、味わい深くて強烈な印象を残す。*2

テーブルトークRPGTRPG)風味の強さは、サイコロの目で成功失敗が決まるシーンがあるからではない(それもあるけど)。
TRPGのシナリオで語られるような細密な解像度での濃厚なNPCとの会話、一寸刻みの探索、次々おきるハプニング、雰囲気満点のテキストとともに現れるモンスター。
メインクエストとサブクエストが絡み合い、思わぬ方向に話が進み驚かされる。単純なおつかいイベントは少なく、行く先に思いがけない展開が待つことが多い。
各要素が丁寧に(執拗に)描かれ、自キャラの目線を通した風景や空気の色が見えるような厚みのある状況描写がTRPGを感じさせるのだろう。*3

全体的な筋道は決まっているが、それぞれのイベントや場所に行く順番はとても自由度が高く、解決法や選択肢も多様で、探索者としての気分がたっぷり味わえる。基本的に探索を前に進める手がかりは、あの手この手で十分に与えられ、理不尽さを感じない。
イベント、クエスト、フレーバーの濃厚な要素が積み重なり、絡まり合い、残酷で恐怖感漂う狂気の世界を紡いでいく奥深さ。

ダンジョンも場所によってゲームブック風の迷路を採用したり高低差があったり、語り口を使い分けて飽きさせない。フレーバーテキストも膨大だ。

実際の肌感覚やディテールは、これからの日誌を見て判断いただけるかと思う。
英語ゲームを翻訳しながら遊ぶのはもはや面倒なことではなくなった。もはや英語がどんなに苦手でも翻訳AIがストレスなく日本語にしてくれる夢のような時代なのだ。それを試さないのはもったいない。

英語が近頃の小学生よりダメダメな人間(僕のこと)でも、ストレスなく毎日遊べることを証明するのが、この日誌の目的である。

◆日誌の展開

これまでBlueskyやTwitterで毎日日誌を連載し、それを数日分まとめてブログにあげる・・・という形式でいろいろとプレイ日記を書いてきた。毎日少しづつ書いていくということがなかなかできない性格の僕には、自身にカセをかけられるこの形式が必要だったのだ。

だが、こういったSNSは文字数が極端に制限され、画像も添え物にならざるを得ない。どうにも不自由を感じるのも事実だった。

そんなわけで、今回はもう直接ブログに日誌を書いていくことにする。まあブログって本来そういう風に使うもんだよね。毎日は無理っぽいので数日ごとに。

とはいえ、過疎ブログにつき、SNSでの宣伝はせざるを得ない。タイムラインのお目汚しはご容赦願いたい。

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yupi1go.hatenablog.com

*1:とはいえ、DeepLも併用している。文章によって、たまに判りにくい訳になってることがあり、両者を比べることで理解が容易になるからだ。

*2:米国のゲームファンに愛されたコモドール64のパレットを使っているそうな。それを触ったことはないがこの色合いには懐かしさを感じるのも確か

*3:偉そうに語っているが、コミュ障の僕は友人が少なく、恥ずかしながら本物のTRPGをちゃんとやったことはない。だがD&D赤箱やHJ社時代の『クトゥルフの呼び声』パッケージを購入してシステムを探り、グループSNEのリプレイ作を含む著作をせっせと読むぐらいには追っかけていた