●モロウインド日誌[第二部]インデックス ●第一部「Morrowind旅日記」はこちら
●MorrowindをPCOTで日本語訳して遊ぶ【OpenMW】 ●OpenMW+PCOT翻訳を選ぶべき7つの理由
- ◆新モロウインド日誌day22(2024.06.18)『バックモス砦の災禍』
- ◆新モロウインド日誌day23(2024.06.19)『悪魔の招待状』
- ◆新モロウインド日誌day24(2024.06.20)『殺戮に至る病』
◆新モロウインド日誌day22(2024.06.18)『バックモス砦の災禍』
(メインQuest)
珍しく青空が見えるアルドランの南門のほど近く。
初訪問の帝国軍バックモス砦へ向かって歩いていくと、みるみる灰色の雲が天を覆う。
吾輩の未来を暗示しているかのようで、思わず舌打ちをしてしまう。
ウルシラクキャンプで賢女から聞いたネレヴァリンの件をスパイマスターに報告したところ、必要な「予言書」の在処については調査しておくからと言われた。
その間にやるべき、別の危険な任務を命じられる。いや危険ではなく、超危険な任務だ。
急にヘヴィになりすぎてないか?最近。
諜報組織ブレイズのもう一つの懸案、シックスハウス(第六家)教団。
奴らの密輸アジトを強襲した帝国衛兵が全滅したというのだ。衛兵を送り込んだここバックモス砦の騎士パリアに詳しい情報を聞く。
西岸にあるアジトの洞窟には、ダゴスガレスという半人半獣の化け物がいて、あっという間に小隊を皆殺しにしたという。しかも、帝国兵を挑発するかのように、ひとりの兵士だけ生かしてコラルプス(屍人)病に罹患させた上で帰し、何が起きたかを報告させた。彼はその後病気のせいで狂い死にしたらしい。
陰惨な話だ。そして衛兵一個小隊を全滅させた怪物を、吾輩一人でなんとかしろというのはあまりに無情じゃないか、スパイマスターよ?
この砦は初めてのため、砦の騎士団長に挨拶に行く。
美貌の騎士団長からは別の仕事の依頼を受ける。
アルドランで犯罪者を捕まえるために家宅侵入して証拠を探してこいとのこと。
本来、こういうコソ泥チンピラ仕事が吾輩にはお似合いなんだよなぁ。
ひと休みしようと寝床に入ると、吾輩を付け狙うダークブラザーフッドの暗殺者が二人も麻痺剣を使い襲ってきた。昔はカモだったのに、最近やたら強いヤツが送り込まれている。
スローな冒険者生活は、もはや望めないらしい。
◆新モロウインド日誌day23(2024.06.19)『悪魔の招待状』
(メインQuest)
ひさしぶりに訪れる、西岸密林地帯の漁村。ここを拠点に、衛兵を全滅させたシックスハウス教団の密輸アジトの洞窟を目指す。
木々の間に隠れるように洞窟の入口はあった。
中はまた水没しかけた広大な天然洞窟である。
あらゆる種類の怪物が襲ってくる。見たことがない不気味なおぞましい姿の化け物もいる。凶悪なダゴスガレスを探し求め、屠り続ける。ドリーマーとかスリーパーとか、ネレヴァリン伝説を聞いた時に出た名前の連中もいるようだ。
裸で虚ろな目のダンマーが混じる。カルト信者だろうか。暗闇の中、原始生活に戻ったかのように素っ裸で棍棒を振り回す姿は、肌に粟を生じさせる不気味さだ
ネレヴァリン伝説とシックスハウス教団はやはり大きな関連があるようだ。
やがて、赤い照明に照らされた広間に出る。ダゴスガレスがいた。
ヤツはダゴスウルからの伝言を一方的に伝えてきた。ご丁寧に手紙まで持っている。
「再びかつての友情を取り戻すためにレッドマウンテンの地下に来い」という。
かつてダゴスウルと英雄ネレヴァルが繋がっていた?いったい何がどうなっているのだ。
まったく頭がついていかない。
伝言を伝え終わるとダゴスガレスは「主との会談までは敵として扱う」と言い、襲ってきた。
斬って捨てる。
血反吐を吐き、何やら吾輩への呪いの言葉をつぶやきつつ、奴は死んだ。
それにしても、ひどく邪悪な気配のする、気持ちの悪い洞窟だった。
バルモラに帰り、スパイマスターに報告する。
すると「お前、屍人病に罹患しているぞ」と言われた。
なんてこった。身体がだるく、魔力が衰えていると思ったら。やつの最後の呪いの言葉はこれだったのだ。
本来不治の病だが、最新の療養所があるらしい。次のミッションはそこに行き、この病を治すことだと言われる。
このおっさんの言う事を聞いてると、生き延びられる気がしない。
今回の洞窟の中で拾った蟹の爪みたいなヘルメットがカジートでもかぶれたため、しばらくそれに変えることにした。頬かむりみたいだけど。
◆新モロウインド日誌day24(2024.06.20)『殺戮に至る病』
(メインQuest)
孤島に「生えた」巨大な植物に見える塔は、吾輩の屍人病(コラルプス病)を診る魔法学者の研究所だ。
まるで内臓の中にいるような内装の、テルヴァンニ様式の建築物のてっぺんに彼はいた。鎧に身を固めた派手な貴族風の男である。
屍人病用の薬はあるが、完全治療には成功したことがないし、下手すれば死ぬという。
飲まなきゃ、狂って人を殺しまくり、死ぬ。
どっちにしても死ぬやん。とほほ。
塔の地下の療養所にいる男に修理を頼んだドウェマーブーツを受け取ってきてくれれば薬をやると言われる。
地下に向かう。それは凶暴で危険な屍人病患者が集められた巨大洞窟だった。
入口で、患者を傷つけないようにときつく言われていたので、襲ってくる患者をうまくかわしつつ先に向かった。
洞窟の最奥には、家具などとともに、話ができそうな人物が二人いた。
いや、人物といっていいのか?
女性はともかく、もう一人は・・・カニ?
ひとりは学者が試験管から産み出したという人造人間の女性(患者の世話を焼いている)。
そしてもうひとりは、超肥満のオヤジの下半身に金属製のカニかクモの脚がついている。
カニ男が修理済みのドウェマーブーツを渡してくれた。ものすごいインパクト。
彼はかつて機械文明を誇ったドウェマーの最後の生き残りだと自嘲気味に語る。
ドウェマー(ドワーフ)たちが消え去った謎については彼は何も知らないらしい。
彼は最初期の屍人病患者で、そのせいでドウェマー消失の事態を知らずに過ごしたらしい。屍人病に罹患しつつ、生きながらえ正気を保っているのが不思議だ。人種の特性だろうか?
人造女性の要請に従い、拾ったグアー皮のドラムを渡すと、奏でられた音楽の効果で落ち着いたのか、患者は皆大人しくなった。
薬をもらいに塔のてっぺんに戻る。
学者が興味深げに観察している中、死を覚悟して薬を飲み干した。
・・・そして、吾輩は奇跡的に病気の症状から脱した。
失っていた魔力や体力が戻ってくるのを感じる。学者は念の為に快癒魔法をかけてくれた。
●MorrowindをPCOTで日本語訳して遊ぶ【OpenMWという福音】 ●OpenMW+PCOT翻訳を選ぶべき7つの理由
●Morrowind旅日記[第一部]まとめ INDEX ●その英語ゲームは、今すぐ日本語で遊べる【PCOTへの誘い】